1D x 2D x 3D = 6D

地域情報と食と農、ITと3Dに関するよもやま話

2016年1月19日火曜日

SMAPの解散騒動と音楽著作権の関係

SMAPの解散報道、特に謝罪会見に関しての情報がネットをにぎわしている。概して、既存メディアは事務所批判は抑え気味&キムタク擁護、ネット系など新興メディアなどジャニーズ事務所と利害関係のないメディアは、事務所批判&残りの4人を擁護する論調が目立つ。

どちらに道理があるかはここでは置いておいて、「なぜ4人はあのような不本意そうな会見を行ってまで、事務所に残る選択をせざるを得ないのだろうか?」ということだろう。

あまりメディアでは突っ込んだ議論がされていないようだが、おそらく4人が著作権についての事務所との契約内容についての知識がないままに独立を志向して、あとからその問題について気付いたのではないだろうか?

音楽を始めとした権利については「著作権」によりいろいろな人が権利を主張できる可能性があるようになっている。

参考 → JASRAC 「音楽著作権について

SMAPが歌ってきた大ヒット曲も、著作権者を持つものはSMAPだけではなく、作詞・作曲をした人はもちろんのこと、レコード会社や事務所も持っている。当然、ジャニーズ事務所は、SMAPの曲について、契約でがっちりと権利を確保しているはずだ。
すると、事務所と円満退職をできないかぎり、SMAPの名前はおろか、歴代の大ヒット曲を、TVで歌って放映してもらうことはおろか、コンサートで歌うこともできないだろう。
となると、事務所を去る4人が歌手として成功するには、新しい事務所で出した曲を大ヒットさせるしか、音楽的に成功する道はない。
果たして、過去の音楽的な成功を一切捨てた時、自分たちがこの厳しい芸能界で生き残っていけるのか?バラエティやドラマで成功しているとは言っても、自分たちの根幹は歌手であり歌を歌えなくなった時に自分の存在意義はあるのか?を真剣に考えたのではないだろうか?

つまり、自分たちの過去の歌手としての実績を捨てられない → 事務所に残らざるを得ない、とう選択をせざるを得ないのではないか?
4人は、キムタクが嵐の5人と一緒に「世界で一つだけの花」を歌うシーンを創造することが、許せなかったのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

お薦めの記事